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不登校といじめ調査

 昨日、文部科学省からいじめの集計結果が、12万4898件(小中高)という結果が出た。これより早い8月に、30日以上欠席の不登校(小中)は、12万6764人と報告されている。このうち、中学生の不登校は、10万2904人で、35人に1人=クラスで一人という割合だ。小学校のほうも割合からすると、1校に1人はいるという。

 いじめも、定義が変わったことで、6倍の数に、不登校のほうも、3.7倍の結果となっている。また、不登校のきっかけの調査だけでみれば、3.2%の4688人の子どもたちが「いじめ」と答えている。今回の調査では、いじめは解消したという答えが10万人以上あり、81%の改善があったというが、残る2万の子どもたちの改善に向けての努力を行っていくということになるのだろうか?
 小さないじめの芽のものには、多くの認めと改善がある環境にある。これまでのいじめによる自殺で、裁判で争われてきたのは、いじめでも根の深いもので、学校の体質と教師の力量が表面化したものだ。2006年の小中高の自殺者の調査の結果も171人とあり、「いじめによるもの」と断定されたのは、まだ6人と少ない。

 2006年度の集計として、文部科学省の調査方法には、丁寧さが感じられるが、数字だけを見ていると、ぼやけてしまう部分がある。不登校にしても、30日以上の欠席者だけを出した数字であって、不登校の現場では、隠れ予備軍100万人といわれてきた。適応指導教室への通学や放課後登校、保健室登校は含まれていない。学校に無理やり行かされている子もいるし、いい子を演じて通い続けている子もいる。
 いじめによる不登校も3.2%にとどまり、多くは、友人・教師関係のトラブルや、家庭の問題、自分自身の問題、非行がほとんどという統計になっている。
 そうすると、今回の調査の「いじめ」の定義の広がりで、改善の数字と、いじめがあるということを正直に出したかのように見せられているような気持ちになってしまうのが本音だ。

 現場の声は、本当に届いているのだろうか?

 2006年、北海道・福岡と、いじめによる自殺が相次いだ11月頃、朝日新聞で、著名人からのメッセージ と題して、いじめている君へ、いじめられている君へ という28人の方のメッセージが連載された。その中で、「自分支える足の声、聞いて」作家:高文明(コサミョン)さんのメッセージがもっとも心に響いた。

 ご自身のお子さんを自殺で失くされたという本音の声で、子ども達に語りかけているからだ。そういう、本音の声を聴くことが、大きな改善策になると思う。

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