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おとなの役割・シンポジウム内容紹介

さて、シンポジウムでは、コーディネーターに某大学教授(いのちの電話評議員)が中心となって、パネリストには、副市長(行政代表)、元警察庁課長(警察関係者)、スクールカウンセラー、小学校PTA会長、中学校長がそれぞれの立場で現状、現場の取り組みを紹介しながら話が進められた。

【現状に感じること】
マナーや規範意識が習慣化されていない子が多く、「なぜ?」の問いにうまく答えられないおとなも多いのでは?地域のとの関わりの場で身に付けていくという自然な関わり自体、不足している。(小PTA)

自分の思っていることが上手く伝えられないためのトラブルは多い
昔のような地域の異なる年代の子ども同士のコミュニケーション不足から、他者への思いやりや我慢といった自然に身についていった部分がなくなっている。(中学校)

自分が好きになれないという、低い自尊感情の少年たちが世の中にあふれており、つまづいた時、自分で泥を払って、自分で立ち上がる・・・そういう力がついていない子、我慢をしたり、周囲に自分の気持ちや感情を伝えられない・・・周囲とうまく折り合いがつかない子など実体験の不足や保水力のない子が多い。(カウンセラー)

アジア・アフリカ方面に4年いたが、彼らは好奇心が旺盛で、貪欲に学び、礼儀正しく、助け合い、仲良しであった。
先進国である国々に共通していえるのは、心の病が子どもたちにも広がっていることだ。(警察関係)

青少年の行動調査から見ても、住んでいるところに7割以上の人が関心を持っていても、参加率は3割と低い、関心を持てる地域つくりが必要と痛感している。(行政)

【現場の取り組み】
地域の人とのふれあいや名人さんとの交流を通して、普段できない生活体験の場を持っている。
そういった場で包丁や鎌の使い方や約束事、マナーが自然に身につくような活動を心がけている。(小PTA)

地域でどう生きるかという体験に職場体験があり、今年はキャリアウィークという新しい取り組みで通常2日のところを一週間体験させている。(中学校)

体験談として、
① 中1男子、太り気味でいじめに遭い不登校、母子家庭で生活保護。
200円持って100円ショップに自分と母親の夕飯を買いに行くというような生活環境に、担任が気づき、ネグレクトを疑い、主任児童委員や民生と協力・連携を行った。
担任が家庭訪問を習慣的に行い様子を見、専門機関が母親と関係が取れるようになってから、細かな相談をしてくようになり、生活が安定し、意欲を見せ始め不登校がなくなった。
② 中3女子、家庭不和から非行。
小学生の頃から万引きの常習者で、親からも注意を受けるが「自分の子ではない」と突き放したことで思春期に入りってからは更に悪化し、他校の生徒とつるみ集団万引きを行い、警察沙汰に。
周りから疎外されるようになったが、担任はSOSのサインと考え、警察にサポートを行ってもらい、親に対しても親身になって叱らない子どもサイドに立ち一緒に考えようとしている姿勢に、親自身が苦しんでいたため、その見方や気持ちが伝わり、親自身が態度を変えるようになったら良い方向に向いてきた。
その機関のやれる範囲のことで精一杯のことをやっている、他の連携を考えたとき、職能の中で必ず良い方向につながる。
顔をつなぐ、知るという関係は大切
。(カウンセラー)

文科省から警視庁の少年課課長になる時代、警察は青少年問題の観点から学校との連携を取るようになった。
縦割りが多い中、このカベを破ることで「抱え込む」、「隠す」、「タブーにしない」ことで能力が生かされる。
スクールサポーター制度
で学校を警察がサポートをし、警察OBによる嘱託OB・OGを学校に派遣したことで、これまで36校中10校のいじめ40件を検挙し解決をしている。
外科的処方も必要。(警察関係)

青少年サポート事業に力を入れているところ、補導センターを中心にチームを組んでいる。
地域から家庭を見守るセーフティー事業もあり、学校と地域がすでにしっかりと連携し、つながっているところもあり、地域の教育力に大切さを実感している。(行政)

【会場からも意見が出された】
挨拶運動やゴミ拾いをしているが、おとなの出すゴミが非常に多い。
おとなが手本となっていないのに子どもへの要求は多い現状、おとながそれに気づき変わらなければならない

地域のスターは、地元出身の成功者やいい学校、いい職業、いい会社に就職した人だけではない。
地道に貢献している地域の人がもっとスポットを浴び、身近なおとなの姿におとな自身が気づく見方をしていかなければ、地元が好きになれない。
地元をもっと見て、地元を好きになるような教育が地域にも必要

【感想・まとめ】
最大に言えるのは、おとなが変わらなければならない。
親が揺れた時の地域の支えはとても心強い。
批判からは何も生み出さない。
おとなも自身を持つことが大変な時代、小さなつながりは横に根を張ると大きな力になる。

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