ーあくまでも、あずきメモです。メモ落ちは記載してありません。ー
コーディネーター
S氏(K学園大学教育学部社会教育学科大学院人文科研究科)
I氏(T大学文学部教育学科)
M氏(元中学校長)
Kサン(市子育てサポーター
T氏(補導センター)
Wサン(中学校PTA会長)
S:子どもを見れば文化がわかる。学校の環境がわかる。家庭環境がわかるといいます。
問題があるのならば、大人が変わらなければ変わらない、投影、映し鏡なのです。
家出をする子が多くなっていますが、居場所が家や地域にないからなのです。信頼し、話を聞いてくれる場所がないから、人の目のつくとろへ出て騒ぐのです。自分を認めて欲しいといういう気持ちが強いためです。大事にしてくれる人がいないのです。
S:Q この地区の現状は?
T:他区に比べ当区は新聞記事(刃物・ガラス割れ・暴行・買春)になることが多くありました。悪いという意識もせずにしてしまう傾向があります。タバコ、二人乗りなど。
S:Q 中高生というと思春期の時期とかさなります、そういう子どもたちについて。
M:校長になりたての頃、学校の中では傍若無人な振る舞いをする子がいたが、サインを出してくれているのがわかった。今の時代、サインを出さない子が多く、見えないので見失しなってしまいがちです。神経がギスギス尖っている感じがします。
目に見えてわかる子たちに振り回されるので、先生も疲れてしいます。では、目に見えない子たちも含めて、どういうところに気をつけたかといと、学校に来た子たちは全部受け入れます。そのかわり、地域で行っている行為は地域でやってもらい、学校では良い授業を行うという本来の形が出来ていたのが私の中学校の取り組みでした。
いい授業をするようになると、子どもの問題が見えてくるようになった。問題を抱えている子どもは、勉強どころではない家庭事情を持っていたからです。リストカット直前まで追い詰められていた子を助けることもできました。地域のことは、地域でという意識が大切なのです。
S:おとなになりたくない。働きたくない。責任を取りたくない。そういう子どもの話を聞くことが多いです。豊かで、便利な社会に浸りきっているから出られない、面倒、かったるいという。
おとなになりたくないという気持ちは、最近のテレビを見ても感じてしまう。
なぜか、おとなが謝る姿を目にすることが多い。漢字が読めないとか、不適切な発言をしたとか、ろれつが回らなかったとか…おとなになると責任が付いて回る、だから面倒で、かったるいという。
中間層が目立たないという部分もある。いい子と悪い子は相手にされる、しかし自分(ふつう)とは対応が違うと感じる、自分のことを見てくれないと思うようになる。家庭と中学校という箱、限られた中でしか生活していない現状がある。
S:Q 外国の若者はどうでしょう?
I:韓国の話。日本と韓国の歴史教育を専門にしています。
県立高校のある女性教師の話。生徒の机にあるのは、教科書ではなく、化粧品、携帯、ストロー付き牛乳、というような学校です。休み時間になるとストローを加えた生徒があちこちにいるというような…
あるとき、日韓交流をしてはどうか?と提案したところ、実行されることになった。教師は喜ぶが、中にはそれは国辱になるという教師もいた。生徒たちは、民泊のたま、ひとりひとり車で連れて行かれるために、寂しそうな目をして分かれていったが、翌日には目を輝かせていたのです。
そういった体験発表を日韓の生徒がすることになるのだが…韓国の生徒は、「好きなこと、音楽のこと、様々話題について語り合うことができました。それを祖父祖母が言葉を通訳してくれたので、難なく会話が弾むことが出来ました。過去にはいろいろあるけれど、私たちは未来に向かって歩いていきたい。」と立派な発表をした。
ところが、日本の生徒は、「何を食べた、おいしかった・・・」というメモを見て、がっくりした。そこで、ヒントを与えた。「会話が弾んだのも、韓国のお年寄りが通訳をしてくれたからだったね。」
そうしたら、「私は、今までなぜ学校に行って勉強するのか意味がわからなかった。ただのヒマつぶしくらいに感じていたけれど、韓国の生徒はとてもおとなに感じた。勉強をしないといけないんだと思いました。」という発表をしたので、女性教師も感動して涙しました。
子どもは成長します。伸びていくチャンスをどれだけ用意しているか…彼らは、知的好奇心をアジアで育てれ刺激を受けたのです。もちろん、女性教師は、ストローを加えていた彼らを見捨てることなく、育てたのです。
S:今の子どもたちは、家庭と学校と塾しか知らない。自身を持って対等に話せない。フランスの子どもで7歳から6年間、毎年夏休みに1人で成田まで来て、おとなが待ち受けて電車に1人で乗せて、田舎の親戚まで行って過ごし帰るという、ある意味、社会で生きることを学ばせることをさせますが、日本では、そこまでさせていないですね。
S:もっと教えたほうがいいということがありますか?
K:支える家庭という視点から、子どもたちはこの町が好きです。でも、おとなは町の悪いところばかりをあげます。(あの頃の)悪い子と呼ばれる子たちも、地元のことが好き、住んでいるところがでした。家族も地元が好きという気持ちを持って欲しいです。
家族だけで子どもを育てていると思っている。それに気づいていないのです。もっと地域で育てているという意識を持って欲しい。
S:Q 親の立場としては?
W:子どもは守るという考え、中学まではそうしたいと思っています。上の子と下の子も性格で関わり方が違うという。(体験話・・・)
校門のところで、よく見かけるシャツだらの子と先生とのやりとりを見ていても、すそを直してもらったりしている姿は嬉しそうにもみえる。悪さをしている子ほど、かかわりを嬉しそうにしています。中学生の制服で固まっているだけで、「怖い」という小学校の保護者が多く、誤解をしています。
S:学校と家の箱モノの移動だけで普段は外に出ない。男性に比べ女性の方が輝いているのも、男性も会社と家の往復という箱モノだけの移動が多く、生活力を身につけていないためです。自分の身の回りのことが出来ていると自身が付いていく。社会に行くための事前学習が必要。
S:Q これから何をみにつけさせたらいいのか?何を託すのか?
会場から:60代男性)実家は農家で、人に迷惑をかけるな!と育てられた。喫煙する生徒を見かけることが多いが、おとなも先生も舐められている。60代の自分は、子の世代である若い親たちを指導していかないといけないのか?
I:中学で、こういう場面は多く、舐められても諦めない。これが大事。子どもの世界にも期待される子、期待を全くされない子という格差ができてしまっている。
S:反抗は正常に成長している姿、きちんと向かいあっている姿をみせたい。
T:補導の声かけの最初の一声は、反応してくれるか、会話をしてくれるかという気持ちになる。どんなに声をかけても、全く無視をする子もいて、関わりは難しいと実感してしまうときがある。別れ際も大切にしたいと思っている。励みになるような声かけができたらいいなと、にっこり笑って別れたいと思っています。
M:「中学生もおとなとしての役割を果たせ」といってきた昔。今は、世の中に出ようとしない。
課題として、部活で忙しすぎるような気がします。学校が忙しさを作っていないか?
中学の先生に一番、求めているのは生徒指導ではない。生徒指導を走らせすぎているように感じる。一番先生にして欲しいのは、教科を一生懸命になって教えることではないか。
S:Q どういう子育てをして社会に送りだせばいいのか?
M:思い切って(家を出す)おとなにさせる思い切りも必要。
W:目的を持つことで、子どもに必要な4つの力「考える」「判断」「実行」「責任」身につけさせたい。
K:
思春期に揺れる子、親も子育てに不安があるし、自信がない。これがノーマル、それでも、まったなしの判断をしていかなければならい。そこで、昨日までは「ダメ」といっていたことが今日はまた違う判断にならざるをえないこともある。そこに不安があり、迷う。おとなもそれを相談できるともや場所が必要。感嘆な事柄を題材に)何を感じたか?を問うゲームを子どもにすると、感覚が研ぎ澄まされて、さらにいろいろと感じることを発するようになってくる。
自分は、こう思うよ。という考えを持てて、言えるようになることが大切。
I:小学校の思い出はたくさんあっても、中高時代は部活の思い出はあっても授業にはない。日本は、達成感のない子が多い。何かをやってみたいという思いがあるのではないか。受験に関係のない「倫社」の授業に人気があるのは、
生き方を求めているのではないかと感じる。
福祉の現場を見ると、年配者の世話を丁寧に行う姿を見る。人のために役立ちたいと思う子も多いのではないだろうか。
T:ひとつは聞く耳を持って欲しい。ふたつめは、コミュニケーションの場を家族と地域で子どもに持って欲しい。市が「青少年の日」(毎年9月台土曜日)「家庭・地域の日」(毎月第3土曜日及び日曜日)を制定したので、ぜひ行って欲しい。
会場:問題を楽観的にみるようにしてきたが、このところ悲観的になってきている。地域のおとなや親自身の居場所がないのではないだろうか?という思いを持ちます。自治会加入率40%という町におとなの居場所は果たしてあるのだろうか・・・と。おとなの居場所も作らないと、子どもの問題も解決できないのではないでしょうか?
S:このシンポジウムを始まりまで戻さなければならないような鋭いご意見です。
「親が地域に出るという経験がない」と「子どもも地域には出ない」という傾向はあります。母親は地域に出ている人が多いので元気な人が多いが、父親は「箱から家」の往復になりがちで、地域に出ていない。
地域に出ることの楽しさをもっと伝えて欲しい。子どもを地域に出すことで、母子関係を切る世界に子どもを置いて欲しい。自分の居場所を作っていくことをしていって欲しい。
今の社会は、結論を求め過ぎている。プロセス、出番がつくれない。プロセス、それが必要!
食事をひとりで全て作らせて見てください。そういうところから生活力を身につけさせていくこともできる。聞いたことは忘れる。見たことは覚える。経験したことは理解するということです。
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