金曜の夜から落ち着かない時間の流れをすごしていた。
夜9時に友人から、『近隣の女子中学生が木曜の夜から行方不明なので情報提供のお願い』ということがケータイメール届いたからだ。
内容は(一部修正あり)、
『こんばんは。夜分にすみませんm(_ _)m××に住む○中2年の女の子が行方不明です。習い事にいくと昨夜7時ごろ、○中のジャージを着たまま黒い自転車(防犯登録していない)で出かけたそうです。親子喧嘩したわけでもなく、まじめな子だそうです。何か情報があったら連絡ください。他の人にも聞いて貰っていいですか?今の時点では写真、名前は伏せさせていただきます。既に警察もさがしていますし、保護者にも情報提供の緊急連絡も回っています。不審者等気をつけていただくと共に情報がありましたら連絡をください。よろしく! Aより』
というもので、第一報には写真と名前が添付されていない状態で回ってきた。
まず、送り主のBに確認の連絡を入れた。
わたし「この情報の発信者Aさんは友だち?」
B 「Aは、○中にいる友だちでB、つまり友だちの友だちから回ってきたんだけど、写真もないのに、探しってって言ってもねぇ。でも心配だったし、自転車とジャージははっきりしてるから・・・」
わたし「とりあえず、確認してからでないとまずいよ。」
ということで、確認作業が始まってしまった。
今日は、夜警察のパトロールもあったはず・・・パトロールに同行しているCに確認を入れたが、自分たちにはそういう連絡や情報はなかったという。
警察といつもの定例パトロールをしている警察サイドの関係者が聞いていないの?
じゃあ、これは警察組織と違う保護者会か有志が勝手にまわしたのか?
でなければ、チェーンメールかも?
ということで、Cと電話で話しているうちに、私のケータイメールには、友人たちから今度は写真と名前入りのメールがとどくようになった。
そうこうするうちに、電話相手の友人にも写真と名前、○小保護者会PTA役員という名称が入ったものも回る。
今度は、「補導員の連絡網ということで○小保護者会PTA役員の間で回っているものを転送します。」とある。
ここまでくると、情報の裏づけが取れているのかしら?疑っているのもどうか?と思っているうちに11時近くとなる。
パソコンの方も気になってみてみると、会長からも「環境部の皆さんに回して協力してください。」というのが来ていた。
本当のところ、気になった。
写真付き、名前ありでここまで見ず知らずの女の子の情報提供を呼びかけるメールが行き交う現状、事件性がある場合と、なかった場合のその後のこと、見ず知らずの友人のつながりがどこまで信頼のもとにあるのか??
「とりあえず、明日の朝、Cさんが警察の生活安全課に確認してから流します。」という返事を出した。
そして、翌朝のCさんの確認した返事は、「警察はチェーンメールだからストップして!問合せの電話に困っているんだよ。」というのだ。
チェーンメールだとしたら悪質だ。名前も写真もさらけ出されたことになる。
会長に「チェーンメールでした。ストップをかけます。」と留守電に入れ、打ち込みをしているところに会長からも警察に確認した、という返事が来た。
事の次第は、
①少女は実在しているが今現在不明であること。
②事件性が薄いこと。
③今回のような情報の発信は、警察が把握していない状態でかなりネットを通じて広く回っている点に問題があること。
④すでに、顔写真入りの掲示板への書き込みもあり、不特定多数に情報が流れており、収集不可能であること。
⑤こうなると善意ではなく、チェーンメール状態であることから、ストップをかける意味で「チェーンメール」という言葉を使った。
ということだった。
その後、「少女は無事保護された。」というメールが届いたが・・・
まじめに見えるから事件性が強い、という印象を与えるものだったが真相はわからない。
まじめに見えるから・・・言いたいことも言わない良い子に疲れ、溜め込んで、ふらりとやってしまったことだったのかも知れないし、どういう形で保護されたかわからないが、まずはホッとした。
そして、これこそネットの情報は自分の意図とは違うものになりうるということ、どこかがしっかりとした発信源となるか、という大きな課題でもある。
子どもたちのケータイ情報も錯綜し、おとな以上に広がったというのが、これもまた見えないだけに怖いことだ。
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